きっと笑うぜ最後には

神宮寺勇太くんを中心にPrinceさん。たまに生駒里奈ちゃん

生駒里奈という宇宙【モマの火星探検記】

 

今年の夏は頑張って入った現場のブログ落とそうと思って書いてます第2弾(いま考えました)(というより今夏出会うステージ全てがブログで残しておきたい!と思うような素晴らしすぎる作品)

 

第1弾 『〜君たちが〜KING’S TREASURE Prince単独公演』

(サムネイル画像が取り乱した私のメモでヤバイ)

 

今回は

「モマの火星探検記」

 

矢崎広さん、生駒里奈さんのW主演作品で今作が生駒さんにとって初主演舞台。

 

ざっくりあらすじ↓

 【モマの物語】

宇宙飛行士のモマは、父との約束を果たすために
人類初の火星探検に挑む。

「人間はどこからきたのか、
なんのために生きているのか」
火星に向かう旅の中でモマは
その意味を考え続けていた。

そんなある日、モマの前に「幽霊」が現れる。
驚きながらも奇妙な出来事を受け入れる中で、
モマは少しずつ人間が生きる意味について
考えていくのであった…。

 

【ユーリの物語】

北の国に住む少女ユーリの父親
宇宙飛行士だった。
彼女が生まれる前に人類初の火星探検に旅立ち、
帰らぬ人となったという。
ユーリは行方不明となった父親
メッセージを送ろうと、
仲間と小型ロケットを作り始める。

やがて、失敗を繰り返すユーリの前に
一人の「幽霊」が現れる。
幽霊はユーリに問いかける。

「宇宙の境界線はどこにあると思う?」

その姿にどこか懐かしさを感じたユーリは、
幽霊との対話を繰り返しながら、
仲間たちと小型ロケットを完成させる。

引用元↓

 

キャストとしまして、モマが矢崎広さん、ユーリが生駒里奈さんです。

 

お恥ずかしい話、これ以上の予備知識ゼロの状態で観劇してしまったから最初はSFモノか〜、って臨んだけど、「人が生まれた意味とは」「友情とは」「過去といま、そして未来は繋がっている」などなど深いテーマが垣間見えて観劇後、数時間前の自分を殴りました

 

以下、ネタバレありの感想です↓

 

★舞台全体として

笑いあり涙あり、演者が舞台を所狭しと走り回り踊り歌い、体全体で喜怒哀楽を表現している姿にエネルギーを感じた…。せわしなく切り替わる照明や個性的な衣装、何もかもが世界観を作り出す大切な要素として存在していたのが印象的だった。

1番衝撃的だったのが大きく舞台装置やセットを変更せず進めていたということ。他の舞台やミュージカルはもっとシーン展開をしたらそれに合わせてパッと見ただけで違いが分かるレベルでセットを変える印象があったからそれに驚きました。しかも今作は「火星に向かう宇宙船で繰り広げられるモマの物語」と「地上で宇宙にいる父親に向けてロケットを飛ばそうと奮闘するユーリの物語」の2つの時間軸で展開されるから尚更…。でもセットに頼らずともしっかりと2つの世界観を完成させていたからチープな言葉で恥ずかしいんだけど、感動しました…。恐るべし少年社中…

 

★ストーリー

冒頭、上手から登場したユーリが高らかに歌う姿を見て早速泣きましたが元気です。

中学生のユーリはオカルト、ハカセ、ホイップ、チキンの5人で宇宙に憧れを抱き小型ロケットを制作するも失敗の毎日。ユーリの父親は新聞記者だったと言うがユーリは会ったことがない。一人称を「ボク」というユーリに母親の兄にあたる保安官は難色を示すが「いいじゃない!ボクの勝手でしょう!」とボク呼びを貫く。

人類初の火星探検に挑んでいるモマはもうすぐ子供が生まれる。しかし地球を旅立つ前に彼女へのプロポーズは失敗し振られていた。あ、ねえ、もうここで挟むね?モマへの「彼女に振られた」イジリに母性爆発しなかった?私はした!なんの報告だよ!でも何回も「彼女に振られたんじゃ…」「ああ!プロポーズ失敗したもんな!」って宇宙船の仲間やロボットにまでイジられて傷抉ってるのヤバくなかった!?私はヤバかった!!そしてイジられても「笑顔…ッ!!!!」って無理やり顔歪ませてるモマのシーンはステフォで出してください*1挙げ句の果てには子供が生まれた報告を地球から受けて船長に「火星からプロポーズするので地球との交信許可して下さい!」って交信して『モマのプロポーズ大作戦』って言ってプロポーズしたのにまた断られて

モマ「えっ…えっ…ねえ、いま赤ちゃんの泣き声聞こえたよねっ!えっ…えっ…え、メッセージあれだけかな!?えっ…」

『現実を受け止めろ…!』

モマ「オーマイガッ…キャンユーセレブレイト…(このくだりめっちゃ長い)(死ぬほど笑った)」

『こいつヤバイな』『やかましいわ』

っていうシーン最高だったから元気ないときに見たい(?)

なんの話だっけ、あ、モマの話だ…。で、宇宙船の中で、「いつか子供に…」って自分の感じたことをボイスレコーダーに残すモマ…。

 

そして地球の子供たちと交信するシーン。幼稚園児姿の5人が客席を駆けてくる…。え、5人って誰だよ、って?生駒里奈さんだよ!!!!生駒さんが青い園児服着て黄色いお帽子被ってんだよ!!!!

f:id:fallgot:20170811123504p:image

※参考画像

 

 

そして登場間も無く

生駒「お父さんから預かった手紙を読みます!『この5人は先ほどの5人*2となんの関係もありません!』」

笑い死ぬからやめてくれ

 

 

旅の途中、宇宙船の仲間であるホルストの息子であるジュピターが地球で帰らぬ人となってしまった報告を受けた後、宇宙船の中でホルストとジュピターが楽しそうに会話をしている姿を目撃するモマ。科学的に証明されることではないこととは分かっていながらホルストの願いでその光景を肯定し、モマのこれから生まれてくる子供のために改めて自分の想いをボイスレコーダーに残す。

 

ロケット作りに勤しむユーリの元に「おじさん」が現れる。おじさんの姿はユーリにしか見えない。ここらへんで、ユーリ達が作っていたロケットが何者かによって壊されているのを発見する…。

 

おじさんとユーリのシーンで好きだったのが、ユーリに歌を教えるシーン!!「歌ってみろ!」ってことで掛け合いながら歌うのが、カラフルな飴玉が詰められた瓶のような空間だった……伝わる?この表現?宝石箱やおもちゃ箱とは違うんだよなあ…飴玉なの…

 

さらにユーリの元にボイスレコーダーが届く。再生してみると………。

そしてユーリ達のロケットはついに発射の日を迎える。おじさんにも見てもらいたいと思っていたユーリだが、おじさんは姿を消してしまう。そんな中でおじさんに教わった歌を歌うユーリの姿がだな……。

 

モマはというと、火星に辿り着き研究が進む。そんななか、不慮の事故によって火星に1人取り残されてしまう。孤独を感じるが、「おじさん」がモマの前に現れる。おじさんはモマの父親だった……。地球と宇宙は…繋がっている…人と人は…繋がっている……モマとユーリは…確かに繋がっている……点と点が線で繋がって心が震えた………

 

 

 

ユーリが頑なに自分のことを「ボク」と呼ぶのは、ユーリの父親(モマ)もユーリの母親の父親も『宇宙』に心を掴まれていた、という繋がりからかな…と思った…。

実際にユーリの母親(=モマのプロポーズを断った彼女)は「男はなんで宇宙のために命を賭けるのか」とモマが事故に遭ったと報告を受けた時の反応だったり、ユーリ達が作ったロケットを壊したりなどなど、宇宙を毛嫌いしていて。ユーリの母親にとって大切な人を宇宙は奪っていってしまった…。だからユーリは自分の側から居なくならないでほしい…みたいな…。でも結局「ボク」呼びを貫くユーリは宇宙に憧れ、母娘の衝突する。でも母親はユーリのロケット発射を見届け、おじさんがユーリの祖父、つまりはモマの父親だということを告げる…。ユーリの台詞のように、全てはつながっている!!って強く思いました…泣いた……

 

生駒里奈さんのこと

 めちゃくちゃ良かった!!

助けてください、語彙力を銀河劇場に忘れてきてしまいました…。何がいい、ここがいい、っていうポイントはたくさんあるけど、言えない助けて

 

初主演。グループとしてのお仕事をセーブして挑んだ今作。生駒里奈さんの背中には羽根が生えていた。宇宙までも飛べるほど逞しい、羽根だった。きっと、これから先、小さな身体でどこまでも遠くに飛んでゆくんだろうな、と思った。生駒さんがこれからみる景色を、私も見たいと思った。生駒さんを見つけられて、応援できて、私は幸せ者だと強く感じた。

 

そしてこの記事読んで、生駒さんとSHOCK初出演時の岸優太くんが重なったんだよ…

 

2日目くらいにキャストの加藤良子さんの前で、『もう、できないよー』って大泣きしちゃったくらい。そんな私でもみなさん受け入れてくださって、すごく救われています

 

稽古開始の3日間、僕だけ別の仕事があって参加できなかったんです。それがすでにプレッシャーで、稽古場行きたくないって思っていました(笑)ジャニー(喜多川)さんにも「無理だったら言ってね」って言われたし…。(中略)振付師さんからズタボロにダメ出しを受けた日、みんなの前で大泣きしちゃったじゃないですか。(中略)あの大泣き事件で、いい意味で開き直れて。何がなんでも頑張ろうと思えたんです。

岸くんはこの時まだ17歳だし、今回生駒さんは主演だし、って全く一緒な訳じゃないけど、生駒さんと岸くんが“舞台に立つ”ということの根本は一緒なのかもな〜、と思ったり…。

プレッシャーにも責任にも逃げずに押し潰されずに背負って、自分自身を認めてさらけ出して、スポンジみたいにぐんぐん吸収していって、それを全て自分の表現力に変えちゃうもんだから、95年生まれは舞台のバケモンだわ…

 

生駒さんは、舞台の神様に愛されてるんだ、って思った!いやからずっと言ってる気がする!この作品で確信に変わった!

 

 

 

 

1回だけかつ生駒さんはじめキャストの皆さんが素晴らしすぎて何度も記憶飛ばしてるし端折って書いてるから間違い等多そうだけど悪しからず…。台本買っておけばよかったなあ!というより、グッズとして台本販売するんだ!ってジャニオタは度肝抜かれました…。劇団さんの舞台グッズに台本あるのは一般的なのかしら…分からぬ…。どうでもいいけどジャニーズ舞台でも台本販売されることなったら私は『ジャニーズフューチャーワールド』の台本が欲しい そしてヒンデンブルク号の記者長台詞のページ数の多さを目の当たりにして神宮寺くんのプレッシャーを思って泣きたい(?)

 

本当にすてきな作品に出会えた〜!!生駒さんはもちろん、矢崎さんをはじめキャストの皆さんがエネルギッシュで生き生きしてて!!ミヨー役の方、演技の仕方が好きだったな…(突然名前があがるミヨー)

 

生駒さんに色んなところへ連れて行ってもらって、色んな方に出会わせてもらってるありがたさを噛み締めて夏を終えたい…

モマの火星探検記に関わっていた全ての皆様!素敵な作品をありがとうございました〜!!!人生豊かになった!!!

 

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*1:出ません

*2:ユーリ、オカルト、ハカセ、ホイップ、チキン